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「奈津目先輩…ごめんね…。」
俺が流されてばっかだからだ。
冬吾も奈津目先輩も傷つけた。
部屋へ戻ると、冬吾が荷物を片付けていた。
「…何、してんの?」
またしゃべりかけんな、とか言われたらと思うと怖くて、声が震えてた。
「部屋、変わる。
お前もその方がいいだろ。」
「えっ?何で…?」
「奈津目にも悪いだろ…。」
ダンボールに本を詰めながら目も合わせずに冬吾はつぶやいた。
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