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影の開放
君は誰?…昔から僕の中に居るよね。
男の子と遊ぶより、おママゴトがしたかった。
それが出来ないなら、ひたすら夢中で絵を描いて、四階の窓から外を眺めて過ごしたね。
団地の敷地に生える大きな樹に、競艇場からゾロゾロ出てくる汚ならしいオッサン達…
夕方日が暮れるまで誰も大人の居ない狭くコンクリートの壁が冷たい部屋に、西の空にイッパイ広がる夕焼けと六甲山。
小さい時に君も観てたんだね。
僕と一緒に
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