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そして、私と若者の同居生活が始まった。
日が昇るとともに、私はまた一人になり、暗闇の中で君の帰りを待つ。
そんなことを幾度も、幾度も繰り返している。
それだけで、私の孤独は慰められる。
私は、この状態がずっと、ずっと続いてほしいと願っている。
君が私に与えてくれるのに、私は君に何も与えられない。
だから、せめて君のことを、傍らから見守り続けよう。この、部屋の隅で。
君が起きている時も、寝ている間も。
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