86人が本棚に入れています
本棚に追加
愛知県の小さな町に生まれた私は高校を中退後、大工をしながら毎夜単車で暴走する日々を送っていました。現代の暴走族とは違い、私のグループだけでも40人の構成員がおり集会となれば近隣のグループも合流して200~300人の暴走族となり、名古屋市内などへ繰り出しました。そんなグループの幹部として先頭に立つ私は地元の暴力団員にも一目おかれ度々呼び出され、連れ回される事もありました。18才のある日
私は深夜の町を一人で流してました。気づくと真後ろにデカイ外車が張り付いてクラクションを鳴らして追いかけてきます…見た事の無い車やなぁと思いながら単車の速度を落とすと並走してきたので中を見ると…😖もろに極道でした。結局停められ「お前、名前は⁉」
答えると「お前が〇〇かよ、着いて来い」と言われるまま一件のスナックへ連れて行かれました。
見た目は鬼の様な人だったが話すと優しく店の人や常連客からも慕われ、あっという間にその魅力にとりつかれました。
「なぁ〇〇よ、俺の舎弟になっとけよ」…
答えは即答だった。
その話題はすぐに広まり暴走族の仲間からも対立抗争などの話し合いやら様々なトラブルを全て私が引き受ける様に頼まれた。こうして私の渡世への道が始まるのです。
最初のコメントを投稿しよう!