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「冗談、冗談。佐々木くん超真面目だもんね、大丈夫だよ。第一さー…女性にモテてる自覚無くて、いっつもボーっとしてるから、いいキャラクターだよね。一緒にいて楽でしょう」
そう言われてみると、まあ…確かに涼の隣にいるのは楽だ。
特別何かを話さないといけないという空気も無いし、一緒にDVDを部屋で見ていても気が付くと彼の方が居眠りをしていたりするぐらいなのだ。
「あの人、仕事以外ではそんなに深い趣味持ってないから。ていうか、仕事に追われて他の事何も出来ないって言ってた」
「ああ、そういう感じだよね。不器用そうだし」
未来がそう言っても特別嫌味な感じはなくて、奈々は逆に涼の不器用さを指摘されて吹き出したぐらいだった。
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