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ある意味…「将来のパートナー探し」で入ってきている様子も見え隠れするが、それを前面に出して来るわけではない。
「気をつけなよー…佐々木くんカッコいいから、狙われるかもよ」
「ええー…そんな事無いでしょう」
唐突に涼の名前を出されて、奈々は顔が赤くなる。
佐々木涼は、奈々と付き合って1年になる同じフロアにいる同僚だ。
飲み会でお互いに本を読むのが好きだという事が分かり、好きな本を交換したりしているうちに仲良くなり…自然に付き合うようになった。
どちらかというと、自信を持てない奈々を熱心に涼が口説いたという感じだったが、奈々はいまだに『何で私なんか?』と思っている。
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