遠い日の約束。

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……くそっ。 眼前に迫るナイフが囮だと気付いた瞬間、頭上より降り注ぐ弾丸の雨が俺の体を貫いていた。 「特注の弾だ。もう動けないだろう?」 右腕が動かせない。 右足が動かせない。 左腕が動かせない。 左足が動かせない。 体の自由が、一切効かなくなっていた。 「最強と言われた機械兵士。安らかに、眠れ」 ナイフ。 ゆっくりと瞳に、いや、メインカメラに近付いてくる…切っ先が……。
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