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一方の欠伸少年―「間上 鈴」(マガミ レイ)は、大変なる大注目を浴びていた。
それもそのはず。
入学式に遅刻してくる新入生などそうそういるはずも無く、周りの生徒達も、鈴が不良ではないかとか、いやいや大物かも知れない、などと囁き合っていた。
が、当の本人は、全く意に介さず、ひたすらに欠伸をしながら眠気と格闘を……
格闘を………
終えた。
「ふむ、では挨拶はとりあえずこの位にしておくかのう?」
「……でっでは!学園長の挨拶が終わりましたので……」
とここで、眠そうな司会の声が聞こえた…
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