鈴木の到着

4/4
前へ
/81ページ
次へ
「イルビィが戻るまで、あたしたちの宇宙船にいる?」 リーパーが鈴木にきをつかい、たずねた。 「ありがとうございます。でも、修理するための木片が欲しいんです。どこかにありませんか?」 鈴木がたずねると、 「おお。それなら近くに木片置き場がありますぞ。案内いたそう。」 ゴルバが楽しげに言った。 「お願いします。」 しばらくして鈴木はゴルバに連れられ、木片置き場に到着した。 木片は乱雑におかれているわけではなく、しっかり大きさごとにわけられてあり、長さも切り揃えてある。 「全部ただなので、いくらもって行っても大丈夫じゃ!」 ゴルバは胸をはって言った。 「わかりました。ありがとうございます。」 鈴木が礼を言うと、ゴルバはにこりとした。 それを遠くから見ていたキロムは 「ったく。ゴルバはお人好しだわ。でも、もしもあのスズキとかいう人間になおすことが出来たらどうする?」 と隣にいたフェイドに話しかけた。 「無論、地球を排除せねば。危険極まりない。」 「そうね。それがいいわ。」 二人は顔を見合わせてうなずいた。 そして二人はどこかに歩いていった。
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加