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鈴木は木片を見ながら、ボイスにどれほど損傷があったかを思い出していた。
「この長さが十本。いや、こっちもいるかな。」
一本一本丁寧に見ていく。
コーティング材は船に予備があったはずだから大丈夫だな。
大体持っていく数も決まった。鈴木はゴルバに、
「木片を運ぶカートか何かを借りることは出来ますか?」
ときいた。
「もちろん。リーパー、持ってきてくれるか?」
「わかった!スズキ、持ってくるから待ってて。」
リーパーは足早にカートを取りに去っていった。
「スズキどの、儂はイルビィに船に向かうと連絡する。暫しの間お待ちを。」
と言うと、携帯電話らしきものを出して、電話をかけ始めた。
鈴木はそれをポカンときいていた。
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