鈴木の探索

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電話ごしにイルビィとゴルバの声が響いている。 今の状況説明を一通り終え、ゴルバは電話をしまった。 するとガラガラとカートを持ってきたリーパーが、 「お待たせスズキ、乗せるのを手伝うよ。」 と声をかけてきた。 「ありがとう。」 そういって二人で木片を乗せる。 結構な重さだったがなんとか全部乗せ終えた。 「では、行きますかな?」 ゴルバは鈴木の方を向いていった。 「はい。お願いします。」 と鈴木は返事をして二人の後をついていった。 やっと、やっと修理が出来る。 ボイスがきちんと修理できたらさっさとここを出よう。 こんな白宇宙とはさよならだ! 鈴木は意気込んでカートを押し進めた。
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