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威勢のよいモーターの音がした後、エンジンのかかった安定したモーターの音になる。
その後鈴木は操縦用のハンドルをおもいきり上に引き上げた。ぶうんとそれに反応するように宇宙船は宙に浮かんでいく。しばらく浮遊を続けると、研究所の屋根をこえた。そこで鈴木はハンドルを操り近くの芝生に宇宙船を下ろす。じわじわとハンドルを元の位置に押し戻す。ふわりと芝生に宇宙船は着地した。
運転は成功したのだった。
安堵の息をもらした鈴木はふと考えた。この宇宙船に名前をつけてやろう、と。
しばらく考えた末、この宇宙船は『ボイス』と名付ける事にした。
鈴木はこの最高傑作、ボイスと旅をするのがたまらなく楽しみになった。
鈴木は旅への準備をし始めた。
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