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ドーン…………
衝撃の強さに驚きはしたが、鈴木になんとか怪我はなく、その星に不時着した。パラパラと砂の落ちていく音がする。
とりあえず緊急時に用意してあった宇宙服を着てボイスのドアを開けた。
そして酸素があるかどうか、毒が混ざっていないかどうかを調べた。
結果は、地球とほとんど変わらない成分であることが分かった。
ボイスから地面に降り、まわりを見回した。
動植物がいる気配はない。鈴木は宇宙服を脱ぎ、しばらくそこに座っていた。
そよそよと気持ちの良い風がふく。風が頬をなぜるとくすぐったい。
ぼんやりとこれからさきのことを考えていると、いつのまにか鈴木は夢の中へと沈んでいった。
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