世界の成り立ち

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「何だそれ…!」 「まさか買い物に行っている間にそんな話になっていたとは…!」 「何か…嘘みたいな話ですね…」 隊舎に戻った六人は互いに報告をしあった。エリス達は買った物の報告を。 スズラン達からはもちろん『スターライトプロジェクト』の話をした。 「六年前の当事者がここにいるんだぞ、紛れも無い事実だ。」 「お前も大変だな~…」 ライズが苦笑いを浮かべながらそう言うと、ソルはため息をついた。 「まったくだ…どうやらトラブルを起こす星の下に生まれてしまったようなんだ、お前らと会ったのもトラブルのようなものだしな。」 「おお~…全然否定できない…」 「ソル、これからどうします?」 レインが聞くと、ソルは腕と足を組み、考え始めた。 「そんなの決まってるよね?」 「だな!」 「大事件になりそうですね…」 「私も最近皆さんの考えがわかってきました…」 「事が大きくて楽しそうなほうを選ぶ…だね…」 五人は笑顔でソルに目を向ける。 ソルは口元に笑みを浮かべた。 「じゃあ…暇潰しにちょっと世界でも救ってみるか?」
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