目覚める姫

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「いつも思うのですが、あの剣は苦手です…手合わせしていても何も通じませんし…」 「私の弾丸も効かなかったな~… 『貫通』の能力も何故か無視されちゃうし…」 「テンペストの『疾風』も無効化されるし、攻撃魔法なんて唱えてらんねぇよ…まぁ…」 「「「どっちにしろ勝てないけど(ですが)…」」」 三人それぞれがソルとの力の差を感じ、ため息をついた。 「あの…やっぱソルさんが本気で戦うと凄いんですか?」 スズランが聞くと、三人は顔を見合わせた。 「やはり、凄いでしょうね…」 「だろうな~…」 「一度、見てみたいね~…」 「見てみたいって事は…」 エリスが察したようにそう言うと、ルナは頷いた。 「うん、私達もレベル2までしか見た事ないんだよね」 「それ以上の状況になんねぇし、オレ達とやる時もそれ以上解除しねぇもんな~…」 「私は手合わせする時に頼んだ事があるんだが、思い上がるな、と怒られてしまってな…」
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