目覚める姫

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「…ところで『認識』はされたんだろうな?」 「…え?」 「『魔刃』は魔武器とリンクして自分と魔武器の魔力を斬撃として飛ばす技だ、魔武器に『認識』されないと撃てないぞ?」 ソルがそう言うと、エリスは苦笑いを…そしてスズランも苦笑いを浮かべた。 「…『認識』は魔武器の能力を使う為にも必要な事だ…『魔刃』を習うよりも先に『認識』されるんだな、認識されたら教えてやる」 「あの…『認識』されるにはどうしたらいいんでしょう…? 『拒絶』はされなくなったんですが…それと『認識』というのはされたらわかるものなんですか?」 スズランが聞くと、ソルは頷く。 「『認識』はされたらすぐにわかる、魔力も身体能力も比べものにならない程、向上するからな。 されかたはそれぞれだな…とりあえず魔力を上げない事には能力を扱うのも難しいから、今日はいつも通りだ」 ソルが姫を構えると、スズランとエリスもびくつきながら構えた。 「そろそろ百回はきらないとな、お前らの死ぬ回数…!」
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