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「いい話の最中なんだろうが、訓練はどうした?」
いきなり聞こえてきた声に驚き、三人は振り向いた。
「びっくりした~…気配消して近づくの、やめてよソル…」
「悪い、癖だ」
「知ってる。で、何かあった?」
「ああ、空の狐が情報を持ってきた…全員の意見を聞きたい。
すぐに隊長室に集まってくれ」
-隊長室-
六人は集まり、ソルの机のほうに視線を集中させている。
「盗聴されないのか?」
『案ずるな、貴様らの使う通信方法とは大分違う…盗聴する方法は今のところ無いはずじゃ』
一匹の小さな狐からでる映像の中に空が映っている。
どうやら情報というのは空が直接伝えるようだ。
「盗聴されなければいい、それで…この狐がきたという事は進展があったという事だよな?」
『ああ、初めて会うのが三人いるが、ソルの友人ならばわしの友人でもある…空じゃ、よろしくな』
「レインと申します」
「ライズだ!」
「エリスです…」
『ふふふ、よろしく…
さて、じゃあこちらで手に入れた情報を話すとするぞ』
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