目覚める姫

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『まず悪い情報二つと良い情報二つがあり…どちらともとれない情報が一つあるが…どうする?』 「良い情報から」 『【天獣】の半数を説得する事に成功した、『スターライトプロジェクト』が発動する直前までは待ってくれるらしい』 ソルはほっと、胸を撫で下ろす。 それだけはこっちでどうもできない問題だったからだ。 「もう一つは?」 『今の【光巫女】がわかった』 !! ソル以外の全員が驚いた。 スターライトプロジェクトの要の一つの存在が明らかになった…だが、ソルは余り反応を見せていないようだ。 『想像通りじゃよ、ソル… さて、これはどちらともとれない情報じゃ…スズラン!』 「は、はい!?」 急に名前を呼ばれスズランは驚いて立ち上がる。 『ソルの魔武器に触れ』 「え…」 スズランが確認の為にソルのほうをちらりと見ると、ソルは頷いた。 「じ、じゃあ失礼します…」 ギュッ。カッ! 「わっ…!」 スズランが姫に触れた瞬間、姫から黒い光、スズランからは白い光が放たれた。 『この反応…やはりそうか… スズラン、貴様が今回の…【光巫女】じゃよ…!』 《ここ…は…?》 姫のほうから声が聞こえた。
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