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『まぁ、貴様の事は後じゃ。
まだわしの悪い情報その一とその二を教えてないのでな、わしとの通信が切れたら相手してもらえ』
《訳わかんないわ…》
「なら、悪い情報その一とその二を聞かせてもらおうか?」
ソルがそう言うと、空は姫から視線を外しソルのほうを向く。
『スズランが【光巫女】という事をブルーフェザー上層部は知っている』
「という事は…」
『いや、スズランは指名手配もされてもいんし、捜索されてるわけでもない…今の所は準備が整ってないのじゃろう』
「それでも、捕まえておくに越した事は無いんじゃ…」
ルナがそう言うと、ソルは首を横にふる。
「いや、ブルーフェザーの上層部はオレ達の危険性を知っている。
スズランを捕獲した後にオレ達に動かれる時間を減らしたいんだろう、あっちの準備が整うまでスズランは大丈夫だ」
「そのニは何でしょうか?」
レインが聞くと、空はスズランを見てため息をついた。
そしてこう言った…
『スズランの家族が殺された』
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