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《あ~、はいはい》
「今日は無理だな、解散だ…
スズラン、明日は訓練にも出なくていい、心の整理がついたら参加しろ…」
ソルはそう言うと姫を腰に差し、隊長室の扉を開けた。
《え?あんたの部屋?》
「当たり前だ、一応お前は正体不明の危険分子なんだ、自由は無い」
《まぁ、いっか…》
パタン。
扉が閉じると、ルナはため息をついた。
「スズランちゃん、ソルも悪気があるわけじゃないから許してあげてね?」
「大…丈夫…です…」
「それにしても展開が急すぎて、頭こんがらがってきたな…」
ライズはぼやきながら頭をかく。
ライズの言う通り、一気に情報が入りすぎてどれから解決したらいいのやらわからない状況だ。
「『スターライトプロジェクト』を止めるというのも漠然としていて…その『スターライトプロジェクト』も理屈はわかりませんし、本当にそうなるのか…」
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