Uranus system

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『夜明けまであと10分だ、それまでに蹴散らせ』 「無茶言ってくれるな…! 流石に二人で10分なんて…!」 ドドドドドドド! 敵の銃弾をライズが防いでいると、黄色の閃光が敵部隊のフライヤーを全て破壊した。 『三人とも援護する! スカイ2!撃ち落とすよ!』 通信機からルナの声。 黄色の閃光の正体はルナの魔力弾だった。 『スカイ5!援護します!』 『スカイ6!敵部隊と戦闘を開始します!』 『スカイ5、6。お前らは初陣のようなものだ、撃墜されるなよ』 『『了解!』』 スズランとエリスはこの時初めて戦闘に参加した。そう、初めて敵に向けて刃を…銃口を向けたのだ… 「(大丈夫か?スズラン?)」 隊舎に戻りながらソルが心配そうにスズランに聞いた。 「(は、はい!す、すみませんでした…ご迷惑かけて…)」 「(いや、無事でよかった…これからは勝手な行動は慎め、いいな?)」 「(はい…すいませんでした…)」 「(まぁ、本格的に怒るのは朝食の後にしておこうか)」 「(は、はい…)」 スズランは朝食の後に待つ説教に寒気を感じながらも眠い目を擦っていた。
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