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「コホン……まぁ、それは置いておくとして…敵兵の動きが不自然じゃなかったか?」
わざとらしく咳ばらいをし、ソルは皆にそう聞く。
「オレは実際見ていなくて気付けなかったんだが、レインに言われて見たところ…」
「一般兵とは思えない動きと反応だった…と…」
ソルの言葉をルナが代わりに続けた。途中から参戦したルナは気付いたようだ。
「ルナは気付いていたか」
「うん、一発かわされたからね、そこで気付いたんだ…制限かかっとるとはいえ、私の弾をかわせる一般兵がいるわけないからね」
自信過剰にも聞こえるが、そういうわけでは無い…ルナのこれは自分の力がどれほどのものかをわかっているからこその発言だ。
「レインもそれで気付いたんだ、オレはそれを聞いてレインの視界を借りて動きを見たんだが…」
「何かわかりましたか?」
「ああ、オレの推測ではあるが…ほぼ間違いないと見ていいだろう」
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