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「んで?そのカラクリってのは何だったんだ?」
「恐らくフライヤーのシステムを利用した人体強化の技術だ、フライヤーがどうやってオレ達を飛ばしてるかはわかるな?」
「はい」
「私も少しなら…」
「「「……」」」
レインとエリスがすぐ答えたのに対し、他の三人は黙って目を逸らした。
「……フライヤーってのは簡単に言うと自分の魔力で自分の使えない魔法を使う魔法具なんだ、フライヤーから脳に『飛行術』の『魔法形式』が送られ、フライヤー装備者の魔力を認識し、発動させる。
ある一点を除いてこのシステムは完璧で、オレ達もこれのおかげで空にあがれる」
ソルが呆れながらフライヤーについて説明すると、スズランが説明の中で気になった所を聞いた。
「ある一点って何ですか?」
「普通の人間の脳がその魔力形式のデータに耐え切れなかった事だ」
「え…」
「今は改善されてるから問題無い…が…」
ソルはそこで言葉を止め、考え込み始めた。
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