Uranus system

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「どういう…事ですか?」 ソルの言葉の意味がわからずエリスは聞き返した。 「レインも言ったが、副作用が出るのはわかっていたはず…当然だ、もう何年も前の事で、フライヤー技術の世界では常識だからな」 「それなら――」 「お前らはあの戦闘でテストした意味を間違えて認識してるみたいだな」 エリスの言葉を遮り、ソルはそう言い放った。 「意味?副作用の有無では無いと…そういう事ですか?」 レインがそう聞くとソルは頷く。 ソル以外はわかっていない…あの戦闘でのテストの意味が… 「『魔力形式』のデータに耐え切れないというのは技術の欠陥では無く、単純に魔力量の問題だ。 膨大な魔力量をコントロールできるならそれは大きな武器になる…」 「どういう――」 「つまり…副作用が出るかどうかのテストでは無く…技術による兵への効果を見る為のテストだとしたら?」 !! 皆はソルに言われ理解した。
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