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「人がいないな…」
ソルはトールの部屋に向かって赤いカーペットの廊下を歩く…もちろん顔を隠して。
《確かに人の気配が全然無いわね…朝だからかしら?》
「まぁ、都合はいいが…」
廊下は誰も歩いてなく、それを疑問に思いながらイヴと話をしているとトールの部屋の前に着いた。
コンコン。
「入るぞ」
ノックをし、返事を待たずに扉を開けると、机に肘を置いて座っているトールがいた。
「そ、ソル…!やはり生きていたのか!」
扉を開けたソルを見てトールは立ち上がった。
「力を制限されてるとはいえ、オレがあんな雑魚に殺されるはずないだろう、それよりもリブラ国での戦闘は知っているな?」
「ああ、あれはやはり君達か…
謎の六人が敵の全部隊を撃破したと…」
「あの戦いで敵兵のフライヤーにある技術が使われていた、秘密裏に情報を集めて欲しいんだが、頼めるか?」
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