巫女と贄

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「空さんの式…!」 下を見ると空の式が空の映像を出しながら辺りを見回していた。 『ひどいのう…隊舎は壊され、全員ボロボロ…完敗というところか?』 「返す言葉も…!」 『まぁ、隊長がやられてるんじゃ仕方あるまい…敵はそれほど強力というわけじゃ』 空の言葉を聞いて三人が止まる。 様子がおかしい三人を見て、空は話しかける。 「三人とも、大丈夫か?」 「ソルが…やられた…」 「そんな…馬鹿な事が…」 「……」 三人は空に言われた事実を認めようとしない…それほどにソルは絶対的な強さを持ってる存在なのだ。 『仕方ないんじゃ、やつらも相手がソルと見て三人がかり…それも貴様らの【魔力限定】をしている装置を利用してソルの力を抑えた…その条件下でソルは二時間も戦ったんじゃ…』 「何故…空が知って…」 『ソルがわしのところを訪ねた時に式の紙を軍服に仕込んだんじゃよ、仕込んだといってもソルは気付いておったがな… 発信器と盗聴器の役割をしていてな…それで戦いの事を知ったのじゃ』
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