巫女と贄

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「ソルとやり合った三人ってのはトールと…他は?」 話を聞いている内に冷静さを取り戻したライズが聞く。 『炎になる女のほうがアイム… 【擬態】とかを使う男のほうがレオンという名じゃったよ』 「【擬態】を使う…? まさか『狙撃殺し』のレオンか?」 心当たりがあるのか、ライズは聞き返す。 『知っておるのか?』 「アイムってやつのほうは知らねぇけど…【擬態】を使うレオンってやつだったらそいつしかいねぇよ。 だけど、そいつ『ライトニング』の兵だったはずなんだけどな…」 『所属している軍など、もはや関係なくなっておるよ…炎になる『特異能力』を持っているこのアイムという女…どの軍にも所属しておらんし、所属した痕跡すら無い…』
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