巫女と贄

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「オレは賛成だ!反対する理由なんか何もねぇ!」 「私もです、あいつらの思い通りにはさせない!」 『わしはこういう戦闘は禁止されておって、そういう手伝いは出来ぬが、情報収集は任せておれ』 ライズ、レイン、空がエリスの提案に協力的な意見を言っている中、ルナは黙ったままだった。 「ルナさん…」 『副隊長が使えない時に指揮権は誰に移るんじゃ?』 「地位的にオレだな」 『そうか、ルナが使いものにならぬのなら貴様の指揮で行動しよう…まぁ、貴様らでいう任務か? 任務内容は『スターライトプロジェクト』阻止の為のスズラン奪還に、貴様らの魔力をしばっている『魔力限定』の装置の破壊、敵組織のシステム【ウラヌスシステム】の破壊、そしてソルの救出、といったところかのう?』 空の言葉に反応し、ルナが顔を上げて聞き返す。 「ソルの…救出…?」 『当たり前じゃろ、やられただけで殺されたなどと一言も言っておらん…それに一緒にいてわからんか? あいつはこんな所で死ぬ者では無いという事が…』 「じゃあちゃっちゃとその四つをクリアしますか!」 「私も行く…ごめん、ソルがやられたって聞いて…私…」 申し訳なさそうに謝るルナの肩をぽん、とライズが叩く。 「お前が来るのは当たり前だろ? ちゃんと頼むぜ…副隊長!」 「うん…!第三空隊…出るよ!」
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