第四勢力【ウラヌス】

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「お邪魔しま~す…」 「よく来たのう、遠慮せず入るがよい」 ルナ達は空の社にあがる。 隊舎が破壊されてしまったので、とりあえず第三空隊の拠点として使わせてもらえる事になったのだ。 「術は解いておいたから大丈夫じゃったじゃろう?」 「はい、それに空さんの式が案内してくれたおかげで迷わずに着けました」 「ここに正確に辿り着ける人間はソルだけじゃからな、それなのに案内も着けずにここに来いは酷じゃろう」 「じゃあ予定通り、ここで魔力と体力の回復だな、特にエリスはオレ達を助けた時に魔力をひどく消耗してるから、ゆっくりな」 「はい、すいません…」 エリスの魔力と体力の消耗は予想以上にひどく、立つのが精一杯という状態。 ここに来る時もライズに背負われてここまで来たくらいだ。 とても戦闘がこなせるコンディションではない。 「ん…?」 何か気になるのか、空はエリスをじっと見つめる。
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