第四勢力【ウラヌス】

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「【天獣】…!」 「でも空みたいに耳が出てねぇな…」 「この方もソル以上の力を…」 「綺麗…」 二人目の天獣を目の前に思い思いの言葉が零れる。 『うふふ、私は空ちゃんみたいな耳がある【天獣】じゃないからね、耳は普通なの』 「普段は温和じゃが、こいつを怒らせてはならんぞ、【天獣】の中では人間にとって間違いなく一、ニを争う危険な力の持ち主じゃ」 『あら、空ちゃんなんて、人間が抵抗できない能力の【天獣】じゃない』 「まぁ、それはそうじゃが…」 さりげなく恐い内容の会話に四人は少し寒気がした。 「それはさておき、頼みたい事があるんじゃが…」 『なにかしら?この前みたいに天獣達の説得を手伝ってくれ、みたいな無茶な頼みはもう無理よ? 危うく天変地異が起きるところだったじゃないの』 「それは詫びたじゃろう…」 「あの、会話の所々に人類が滅びるような発言があるのが恐いんですけど…」
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