第四勢力【ウラヌス】

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「浮上してるじゃと!?」 「まさか海中に基地が…!」 「そういう事かよ!」 「浮上してるという事は…!」 「何か仕掛けてくる…!」 『まぁ、とりあえずこれがその建築物よ、何かは知らないけど頑張ってね』 エアリスの映像が消え、それと同時に他の映像が送られてくる。 「これが…!」 映像に映し出されたのは海上に顔を出す巨大な岩山。 しかし、その岩壁が開き、そこからフライヤーを装備した兵が出てくる。 「ヴィソーヴニル!!」 レインの目に飛び込んできたのは兵を連れて飛ぶヴィソーヴニルの姿。 そこでやつらの基地だと確信を持った。 「という事はあそこにスズランも…!」 拳を握るエリス。握った拳は熱く、瞳には覚悟を持っていた。 -???本部- 「頭が固いな上層部は…空にばかり目がいっているから海中にこんなものの建築を許してしまうんだよ…」 トールはかつての自分の場所をも嘲笑い、見下す。 彼にとってそこは都合のいい隠れ簑だったのだ。 「さあ、支配を始めようか! 我ら【ウラヌス】の手によって!」 全連合軍への攻撃が始まった。
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