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「かなり無茶はあるけど、多分これが助けられる範囲全部を助けられる作戦だと思う!」
「限定解除は?」
「しちゃっていい!レインが装置を破壊した後ならレベル3も許可するよ!他に質問ある?」
…………。
他に質問があるかどうか確認すると、ルナはうなだれた。
「ごめん…」
「え?」
「おいおい、どうしたんだよ?」
「私、副隊長なのに…こんな作戦しかたてられなくて…ソルならもっと――」
ゴツン!
言いかけたルナの頭にレインのげんこつが振り下ろされた。
「い、いった!何するの!?」
「あなたらしくないですよ、いつも元気なルナはどこにいったんですか?」
「レイン…」
「今はあなたが隊長なんです。
自分の判断を信じて下さい…
ソルがいなくて不安なのはわかりますけどね」
そう言ってレインがにこっと笑うと、ルナもそれに返すように笑みを浮かべた。
「ありがと」
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