強襲

13/13

837人が本棚に入れています
本棚に追加
/355ページ
「ぐ…!無傷というわけにはいかなかったか…!」 レインはフライヤーを使い、空から今の爆発で燃えるスカイブルーを見下ろしてた。 「やはり分が悪い…!あのシステム…予想以上に厄介だ…」 「爆風に乗ってフライヤーで飛んだの…流石ね、レイン」 「!!」 いつの間にかヴィソーヴニルに後ろをとられており、レインは振り返る。 「でも、わかったでしょ? あなたが勝つ方法は『魔力限定』の装置を破壊する事くらいだって…」 「言い返せないな…さっき言っていた【ウラヌスシステム】を破壊したところで魔力差がありすぎるようだ…」 「ええ、今の術の規模でわかっただろうけど、私は本気を出してないわ…疲れるからめんどいし…今のあなたにそんな価値ないしね…」 「これも言い返せないな…」 レインはレーヴァテインを構え、ヴィソーヴニルに向ける。 「それでも戦うの?」 「ああ、私は私の役目を果たさなければならない…皆の為にも!」 「敵わないとわかっていて?」 「それでも足掻いてみなければわからないさ…!」 「ああ、なるほどね…あんたも一応、全力ではなかったって事か…」 「【限定解除】【レベル1】!」
/355ページ

最初のコメントを投稿しよう!

837人が本棚に入れています
本棚に追加