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「ぐああ!」
爆風で吹き飛ばされるレイン。
フライヤーで体勢を保ちながら術者であるヴィソーヴニルの姿を確認する。
「【炎刃・連】!」
放った一本の炎の刃が分かれ、多数の小さな炎の刃がヴィソーヴニルに襲い掛かる。
「そんな攻撃が…!」
ヴィソーヴニルは迎撃する必要すら無いと判断したのか、刃を全てかわす。
「私に届くはずないでしょう!」
「厄介なシステムだ…!」
レインは逃げながら炎刃を放ち続ける。
「一段階の限定解除でも余り状況は変わらないようねぇ!?
諦めたらどうなの!?レイン!」
「諦めるわけにはいかない!
仲間の為にも!世界の為にも!」
「あんたのそういうところもムカつくのよ!」
「いくらお前に嫌われようが、この信念は変わらない!
私は私の役目を果たさなければ、あの場所で一緒に笑いあう資格がないのだから!」
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