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「あれは…!」
「クラウディアン…?他の隊が制圧してるはずですが…」
ルナとレオンの視線の先には隊列を組んだクラウディアンの兵達がいた。
「防御魔法展開!フォーメーショントライアングル!
治癒師はフォーメーション内にて治療を開始せよ!」
「「「了解!!」」」
隊長らしき男の言葉に従い、兵達は防御魔法を展開し、ルナを囲んだ。
「何故、クラウディアンが第三空隊を…!」
レオンは舌打ちし、クラウディアン兵の張った防御魔法に攻撃し始めた。
「大丈夫ですか!?」
「あなたを援護します!」
ルナが呆然としてると治癒師がルナの治癒を始めた。
「ど、どうしてクラウディアンが私を…?」
「あなただけじゃありません!
各連合国は一時休戦して第三空隊の隊員を援護しています!」
「え!?本当!?」
「はい!ライズ准将にも、レイン大佐にも援軍がいっているはずです!」
「あ、もう私達の隊の構成はばれちゃってるんだ…一応、秘密だったのに……って…あれ?」
ルナはホッとしたのもつかの間、顔が青ざめる。
そう、ルナが聞いた中には一人、名前が足りなかったの気づいた。
「エリスは…?」
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