応える為に。決意を胸に。

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「『炎撃』!」 炎となったアイムの腕から火炎放射器のように炎が放たれ、エリスに向かう。 「『氷壁』!」 クリスタルを地面に突き刺すと同時に氷の壁が現れ、炎を防ぐ。 熱ですぐに溶けてはしまうが、防ぐには充分だった。 「やるねぇ、エリス…ちゃんと魔武器に『認識』されてるんだ~! 第三空隊に入って一ヶ月くらいしか経ってないのにすごいね!」 「それはどうも…」 エリスは嬉しそうにするアイムの言葉に応えながら考えを巡らしていた。 「(楽しそうに笑ってる…やっぱり私の魔力を何とも思ってない…当たり前か…確かソルさんを倒した三人の一人だったはずだから相当な魔力の持ち主のはず…)」 「怖い顔してるね~…もっと気楽にしたら?」 「(油断しきってる内に倒さないと私が勝てる可能性がどんどん低くなる…! 勝てなくてもシステムだけは破壊しなきゃ…!)」 エリスはクリスタルを構え直し、アイムと向き合った。
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