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「(魔力が上がった…!早くこの装置を破壊しないと…!)」
「システムを破壊したいんならすればいいんじゃない?」
考えを見透かしたかのようにそう言うアイムがエリスに腕という銃口を向ける。
「その間に私はあなたを燃やしちゃうけどねぇ!」
音とともに炎がエリスに向かう。
エリスはそれをまた上にかわす。
「避けてばかりで…!」
それを見たアイムも飛び上がり、エリスに近付いた。
「勝つ気はあんの!?」
「う…!」
「【炎女の艶髪】!」
アイムの髪が炎になり、四方からエリスに襲い掛かる。
「【水剣・守球】!」
クリスタルの刀身が液体に変わり、球体状となってエリスを包み込む。
それを見てアイムは髪を止める。
「おっと危ない…!大事な髪が傷んじゃう…!」
両頬を膨らませ、魔力を溜める。
アイムの口の中には膨大な魔炎。
「【炎女の吐息】!」
アイムの口から吐かれた炎がエリスを守る水の球体を包む。
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