応える為に。決意を胸に。

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(大きくなったねぇ~!私が最後に見た時はこんなにちっちゃかったのに!) かつてのスズランの身長を自分の胸くらいだと手で表現しながら、シオンは無垢な笑顔を見せる。 (気付いてくれなかったらどうしようかと思ったよ~! 本当に全部忘れちゃったのかなって、心配になっちゃった!) 「……」 そしてスズランは何がどうなってるのかわからずにシオンの言葉に耳を傾けている。 (……ねぇ、スズラン…) シオンは困惑してるスズランに今のスズランにとって最も意味深な質問をした。 (お友達は…できた?)」 「…!!」 何でもない普通の質問。 だが、シオンは真剣な顔でスズランの答えを待っている。 この質問の答えがどうであろうと…この世界に影響を与える答えとなるのだから。
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