反撃

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-ライトニング空域付近- 「うお!」 「いつまで避けている気だ!? ライズ・アルトール!!」 「うるせぇよ!」 ライズは飛び回り、ファルスの放つ術をことごとくかわしていく。 「撃て!撃てぇ!」 増援としてきたライトニングの兵達が魔力弾をファルスに向けて放ち続ける。 「五月蝿いやつらだ…!落ちろ! 【エンゼルフェザー】!」 「させるか! 【ゼロ・タイフーン】!」 ライトニング兵達の前に竜巻が現れ、ファルスの術を全て防ぐ。 「邪魔な…!」 「ん…?」 飛び回っていたライズが急に止まり、ファルスも動きを止める。 ライトニングの兵達も二人の様子を見ている。 「何だ…?」 「あ、いや、たいした事じゃねぇんだけど…」 ライズは体のあちこちを動かし、にやりと笑った。 「あ~…なるほどね…おい、ライトニング!」 「何だ?」 「離れろ!すぐに!」 「何…?」 「頼む!助けにきてもらって悪いんだけど、これ以上は巻き込んじまうからよ!」 ライトニングの兵もファルスもライズの言葉の意味がわかっていないようだ。 「ファルスだっけ?お前もこれ以上悪さしねぇってんなら逃がしてやるぞ!」 「何を馬鹿な…レベル1の限定解除をしても食らいつくのがやっとのやつが何を言っている…?」 「あくまで戦うのか?」 「当然だ、勝てる戦いを放棄する理由は無い」 「そうか、後悔すんなよ? ここからは…半端じゃねぇぞ?」  【限定解除】【レベル3】
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