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-クラウディアン空域付近-
「ありがとね、クラウディアンの子達…でもこのままじゃ突破されちゃうし、私が戦うから大丈夫だよ!」
「ですが、相手が見えなくては対応の仕様が…」
クラウディアンの治癒師がそう言うと、ルナはう~ん、と唸りながら考え込む。
「だよね~…ねぇ、防御してる皆は何かアイデア無い?」
「すいません…!防ぐので精一杯なもんで…!どう攻略するかまでは考えが及びません…!」
防御している他の兵もそれは同じのようでルナは再び考え込む。
「何か防御ももうすぐ突破されちゃいそうだし、そろそろやばいね~…」
「私は治癒師なので戦闘は専門外なので…すみません…」
「謝る事無いって!私の治療をしてくれただけでも助かったよ~!
防御してくれる皆もね!」
「感謝されるのは嬉しいのですが…この見えない敵を攻略しないと私達も殺されてしまうので…」
クラウディアンの治癒師が想像してしまったのか、涙目になる。
それを見たルナは頭を撫でた。
「え…?」
「大丈夫大丈夫!何とかするからさ!……お?」
頭を撫でて励ましている中、ルナは何かに気付く。
「どうか…されましたか…?」
「あはは!本当に何とかなるよ!
皆、私が合図したら防御解いて!
あと、すぐに離れて!」
防衛しているクラウディアンの兵達は自分達の魔力も限界なのがわかっていたため、言う通りにしようと頷いた。
「じゃあ見せてあげようか…
格の違いってやつをさ!」
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