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「まぁ、ソルと私は異質だけどねぇ~…伊達に【六大称号】を持ってるわけじゃないよ?」
「なら…!貴様は何を限定されていたというんだ…?」
痛みにも徐々に慣れ、息も整ったレオンはその異質である理由を聞く。
すると、ルナは口元で笑った。
「いや、異質っていっても別に特別なものを限定されてるわけじゃないんだよ?」
「特別なものじゃない…?」
「うん、私はね『魔力量』に限定をかけられてるんだよ、レベル2でもレベル3でもね」
「『魔力量』のみ…?」
レオンは余り驚異を感じない。
レインの『魔力伝達能力』やライズの『術式構築速度』は戦闘に直接関わる事の為、強力になるのだろうが、『魔力量』は戦闘が長引く場合に有利になるものだ。
『魔力量』が人より多くて戦闘が有利になる場面は消耗戦とある例外のみ…
「うん、私の『魔力量』はね、人間じゃ有り得ない多さらしいんだ」
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