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ソルの言葉を聞いた瞬間、スズランは落ちそうになる。
それをユメが支えた。
「安心して、気を失ったか…
よく頑張ったね、【光巫女】…」
「ユメ、スズランを頼んだぞ」
「うん、僕は攻撃魔法を使えないし、君やトール程の魔力が無いから余り役に立てそうにないしね…他の第三空隊の人と合流す――」
「あ~!!!」
ソルとユメの会話を遮る程の音量で誰かが叫ぶ。
「ソル~!!」
「うお…」
その声の主がソルに抱き着く。
もちろんその声の主は…
「ルナ…心配かけたな…」
「生きてた…!ソル…!」
ソルの胸に顔をうずめ、ルナは安心したように笑う。
「お、やっぱソルか!」
そしてもう一人到着した。
「ライズ…」
「ま、お前が生きててもあんま驚かねぇけどな…死んだってほうが説得力ねぇよ!」
ライズは笑顔でそう言ってスズランのほうを見る。
「お前は?」
「現【闇贄】のユメといいます。
これからよろしくお願いします」
「新しいメンバーだ、また変わりものが一人増えるな」
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