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「あれじゃない?集まってるよ?」
「うん!」
さらにこっちに向かってくる人影…一人はフライヤーで、もう一人はそれに捕まって飛んでいた。
「エリス~!」
「皆さ~ん!わぁ!」
ルナに手を振られ、エリスは手を振り返すが、バランスが崩れて落ちそうになる。
「離しちゃ駄目だって!フライヤーは本当は一人用なんだから!」
「ご、ごめん…」
「また見知らぬやつが…」
ライズは苦笑いを浮かべた。
二人が皆のとこに着くと、エリスはスズランの顔を覗き込む。
「大丈夫そうだね…」
覗き込むエリスを支えるアイムにユメは笑みを浮かべながら問い掛ける。
「アイム、君も裏切りかい?」
「私は面白いほうに着いてくの!
トールよりエリスのが面白そうだったんだもん!
あ、ソルだ~!あの時はごめんね~!」
アイムが笑いながら謝罪すると、ソルは笑みを浮かべ条件を出した。
「第三空隊に入るなら許してやろう…一日三食、部屋付きでどうだ?
お前の力を牢獄に入れておくには惜しい…まぁ、当分給料は出ないがな」
「いいの!?やったよエリス!
エリスが頼んでくれる前に入れちゃった!」
「よかったね、アイム!」
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