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「私の計画が茶番劇?全ての連合軍を崩壊に追い詰め、『スターライトプロジェクト』を実行前までに運んだ私の計画を茶番だと?」
「ああ、お前の計画は何一つ達成されていない…オレ達、第三空隊によってな」
ソルがそう言うとトールの眉をぴくりと動く。ソルはそれに気付いたが、逆なでるかのように言い続けた。
「たった一つの隊によって全連合国の制圧は叶わず、自慢のシステムを破壊され、スズランの記憶の改竄も失敗…さらに自分の部下にも裏切られる…これこそ茶番だろ?」
「その茶番劇の主役にやられた男が何を言ってる…」
「殺したと思って死体も確認しない甘い野郎が言うのか?
雷神ともあろうお前が滑稽だな」
その瞬間、トールが一気に距離を詰め、ミョルニルをソルに振り下ろす。
「イヴ!」
ギィィン!
ミョルニルをイヴで防ぎ、弾く。
トールは弾かれた衝撃を利用し、体を回転させてさらにソルに攻撃を加える。
ソルはそれを上に飛んでかわした後、トールにイヴを振り下ろした。
「ミョルニルの能力をオレは知ってるんだ、そう簡単には入れさせないぞ…!」
「やはりお前では【光巫女】の時のように遊ぶのは不可能のようだな…!」
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