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《どうすんの?》
「この術をかわせるとはいえ、その術に術をかわされるのは厄介だな…」
「お前を狙うのはそれだけじゃないぞ!ソル!」
トールがミョルニルを振るとともにソル向けて雷が落ちる。
「ちっ…!」
ソルは高度を変えながら、次々と落ちてくる雷と襲ってくる龍をかわし続ける。
「流石だな…だが…!」
「…?」
ソルを狙っていた落雷が止まる。
「【雷雲創造】」
再びトールの周りに雲が集まる。
そして今度は龍とは違う別のものを創りだす。
「【雷鳥・雲彫刻】!」
雷雲は巨大な鳥となり龍とともにソルに襲い掛かる。
「二つならどうかな!?」
「[惑わすは眼前の敵!その姿で全てを魅力し妖しき光を世界に照らせ!]」
ソルは龍と鳥が襲い掛かる寸前に詠唱を終え、術を発動させる。
「【ザ・ムーン】!」
ソルを魔力の球体が包み込み、トールの二つの術を防いだ。
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