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「能力は話で想像がつく通り…
相手の魔武器のあらゆる能力と術の属性を…『闇』に変化させる」
「そ、そんな馬鹿な能力が…!
お前はオレに魔武器の能力を見せたじゃないか!」
『魔力限定』をする際にトールはソルの魔武器が他の魔武器を破壊する所を見ているのだ。
それを見ていた為、トールはソルの魔武器の能力が刃によって相手の魔武器の能力や術を破壊するものだと疑わなかった。
「イヴの【浸蝕】は魔武器の能力や術だけではなく、魔武器本体ですら魔力で侵す事が出来る…【浸蝕】によって魔力と同化させ、一時的に全ての権限を奪う事ができるんだよ、その奪った権限によって魔武器を自壊させる事が可能となるのさ」
「そんな能力を…何故今まで使わずに…!」
当然の疑問だ。この能力を使えば術をかわす必要も迎撃する必要も無いのだから。
「それは愚問だろう…何故オレがレベル5まで『魔力限定』されているのかわかってないのか?」
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