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－隊長室－
｢じゃあ行ってくるね！｣
｢昼までには戻ります｣
隊長室の扉を開けると、ソルとライズがチェスをしていた。
考えを巡らせているのか、ライズがうんうん唸っている。
｢ああ、フライヤーで行くのか？｣
｢よし、こうだ！｣
ライズが唸るのやめ駒を動かす。
手が決まったようだ。
｢うん！｣
｢そうか、じゃあ気をつけていってこい。
はい、チェックメイト｣
｢ぐはっ！｣
｢いってきま～す！｣
｢いってきます｣
二人が出ていくと、ライズがぽつりと呟いた。
｢戻ったなぁ…｣
｢ん？｣
｢いや、いつものオレ達に戻ったなぁって、な…｣
｢いや、戻ってないだろう｣
ソルは隊長室の窓を開け、外を見た。隣の窓を開けてライズも同じように外を覗く。
｢ああ、そうだったな…｣
｢だろう？前より賑やかさ…｣
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