-空を飛ぶ理由-

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「うっひゃ~!すご~い!」 ばしゃばしゃと音をたてながら海ではしゃぐアイム。 そしてそれを砂浜から見ているのはエリスにユメ、それにスズランだ。 「アイム、濡れて大丈夫なの?」 「濡れた所が炎になれないだけで普通に大丈夫だよ~!」 「あんなに楽しそうなアイムは初めて見ますね、エリスさんがよほど気に入ったらしいです」 ユメがくすりと笑ってそう言うとエリスは苦笑いを浮かべた。 「何で気に入られてんのかはわかんないんだけどねぇ…ま、友達だしいいんだけどね。 ユメこそ、スズランによほど気に入られてるじゃない、あの時は抱き着かれてたし」 エリスは意地が悪い笑顔を見せ、ユメをからかう。 ユメと隣のスズランの頬が少し赤らんだ。 「あ、あの時は本当に心配だったんだもん!」 「わかってるわよ、そのあとまた安心してユメの腕の中で寝ちゃったもんね?」 「エリスの意地悪~!」
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