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教室では、すでに半分くらいの人がいた。
「お、将人、俺ら席前後やん!やったなぁ。」
「まじかよ?! はぁ・・」
「ちょ、何やねん、そのタメ息は!」
そりゃお前が後ろの席だからだよ。
・・・・というのは心の声だけにして、
「いや、この後の式、ダルイなぁ・・って。」
一応フォローはいれておいた。
「ほんまやぁ~。
あ、なぁ将人! 俺、さっき校門でめっちゃ可愛い子みつけてん!
何処のクラスか探しに行けへん?」
「パス。」
俺は即答した。
だってめんどっちぃじゃん?
「なんだよ・・。
ノリわりぃなぁ・・・」
その時、おそらく担任だと思われる先生が入ってきた。
「はい、じゃあ皆体育館に行って~。それぞれの席に座っとけよ~。」
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