夜の峠

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あれは悪魔なのか。 表情が一変したコーナーに怖気づく 昼間ののどかで静かな田舎の山道ではなく、 悪魔の巣窟へと顔を変え、襲い来る。 前が見えない、コーナーの先が真っ暗で見えない。 踏んでいけるの? 昼間と同じ道だよね?? 大丈夫だよね?? そう思う心とは裏腹に体はアクセルを踏んでいた。 ゆっくり走ろうとはしなかった。 体は正直だった。 俺は本能のままに悪魔に挑んでいた。
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